今なお力強く生き続ける「ルート66」

route66
1985年、その59年の歴史に一旦、
幕を降ろした「国道66号線」
沿道の賑わいも衰退していったですが。
 
そこに生きる人々、また訪れる人々の想いは今も変わることなく、
また、「ルート66」もその本来の役目からは、まだ引退はしていません。
 
廃線後、「国道66号線」は様々な形に転用され、
沿道の都市・町村は「ルート66」との関連性を様々な形で
アピールしています。
 
沿道の多くの都市では、「州間高速道路」を
補完する通勤道路(business loop)になり、
州道、郡道、市町村道、私道になった部分もあります。
 
また、道路としては完全に使われなくなった部分もありますが、
一方で、ミズーリ州スプリングフィールド・オクラホマ州タルサ間
のように、保存されている部分も数多く存在します。
 
 
そして、この「66」という数字。
 
各州の州道、郡道や市道でもこの
「66」という数字を引き継いでいるものは少なくないのです。
 
 
かつて「国道66号線」のルートであった、
ミズーリ州道「66号線」「266号線」「366号線」
 
「オクラホマ州道66号線」は近くを通るターンパイク
(有料道路)の無料のバイパスとして、
アリゾナ州ではキングマンへと通じる「アリゾナ州道66号線」
 
ロサンゼルス東郊のいくつかの都市では、
フットヒル大通り(Foothill Boulevard)を
「カリフォルニア州道66号線」などなど。
(大通り沿いには「国道66号線」の標識が立ち並んでいます。)
  
 
国の思惑とは別のところで息づいている、「ルート66」。
 
その想いは近年、色々な形で現れてきます。
 
1990年、アリゾナ州とミズーリ州でそれぞれ
「ルート66協会」(Route 66 Association)が発足。
 
同年、ミズーリ州政府は州内の「国道66号線」を
州の歴史的街道に指定すると宣言。
 
「Historic Route 66」の標識は現在では同州ユリーカ市(Eureka)
の近くに位置する、国道66号線記念州立公園(Route 66 State Park)
に、移設されています。
 
他の沿道諸州も次々と「ルート66協会」を発足させ、
ミズーリ州に続いています。
 
アリゾナ州を通る部分では、この国道は「国の史跡」に
指定されています。
 
ロサンゼルス都市圏のアロヨ・セコ公園道路(Arroyo Seco Parkway)と
ニューメキシコ州を通る部分は「国指定景観街道」になっています。
 
2005年には、ミズーリ州がこの国道のイリノイ州から
カンザス州に至る部分を「景観街道」に指定。
 
 
 
こうして、多くの人に愛され続けている「ルート66」
 
現在でも、ルートの80%以上は、緻密な計画のもとに
車でたどることができ、その当時のルートを旅する人が、
後を絶たないのです。
 
「ネイティブ・アメリカンの古い道」から始まり
脈々と受け継がれ続ける「ルート66」の心…。
 
何がそれほど、私たちを魅了するのか…。
 
ノスタルジー…?
 
その過ぎた幻影は決して出逢うことはないのです。
 
だからこそ、追いかけたくなるのでしょうか。

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