人間の心はどこに行ってしまったのでしょう。

台湾
台湾の多くの方々は、「国交の無い」日本の被災者に向け、
心からの多くの支援を贈ってくださいました。

被災地に対して心から贈る支援に国交は関係無い・・・という、
何よりの証ではないでしょうか。

その事へのお礼の広告を、民間人の有志によって、先方の新聞に
掲載した件は、ご存知の方も多いと思います。

にも関わらず、日本政府はご支援頂いた台湾の方々に対して、
「義援金は貰うが」、「ありがとうございます」が言えないのです。

そればかりか、これ↓↓はどういう事なのでしょう。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110709/dst11070914550011-n1.htm
(被災支援の緊急奨学金 「国交ない」台湾除外)

東日本大震災の被災地の大学に通う私費留学生を対象に、国が緊急措置として支給を決めた奨学金を募集した際、台湾からの学部留学生は応募資格がないと除外されたため、申請できなかったことが8日、分かった。
文部科学省は「台湾と国交がないため」としているが、台湾から約170億円の義援金が寄せられた中、柔軟性を欠く対応との批判も出そうだ。

一体、日本という国は、どういう国になってしまっているのでしょうか?
なぜ、こんな事がまかり通ってしまうのでしょうか??

お世話になったら「ありがとうございます」

恩を受けたら「ありがとうございます」

感謝の意というのは、日本人・・・というより、まず、人間としての
基本姿勢ではないでしょうか?

政府には政治的な様々な理由や力関係があって、それにより、国民を
守っている、という部分があるのかもしれません。
ただ、そのことより、普通に、当たり前に、人間としての礼儀が何故、
果たせないのか?

もし、その礼儀を果たすことで、どこか何らか攻撃でも仕掛けてくるような
別国でもあるのであれば、むしろ、それこそ義理立てする相手こそが
間違っているのではないでしょうか?

私は、「ありがとうございます」と、誰に対しても素直に言う事の
できないような国は、イヤです。

困ったトコロを助けられ、その恩を仇で返すような国の国民でいる事を、
今、苦痛に感じています。

台湾は親日家が多い国であることは周知のことです。

それは日清戦争後、台湾は日本による統治時代にさかのぼります。
もう、歴史にも残らないような、様々な出来事があったとは思います。

しかし、この日本による統治の時代、日本がもたらした教育や産業、
様々な側面において、当時の台湾を知るご老人の方々の多くは、

「先の清(中国統治)時代より数段素晴らしく、平和であった」
「信頼と絆が生まれ、盗賊もいない、枕を高くして眠れる、そんな
ユッタリとした平和な時間があった」

と、感謝の言葉すら発していただける現実があるのです。

頂いた義援金にどんな想いが込められているのか、政府の方々は
知っているのでしょうか?

「今こそ、恩を返す時だ」

時間軸で考えると、もう、統治国家時代は風化しており、それを知る
方々はかなりのご高齢で、いずれその記憶を持つ方も過去の存在と
なられるでしょう。

遥か遠い時代の、「恩」・・・。

日本は親切心から台湾を統治したのではありません。
しかし、ご老人方は
「それでも台湾は良くなって、今、こうして生きている」
だから、感謝している、と仰るのです。

多くの方々が支援の気持ちを寄せてくださった背景には、
何も「可哀そう」とか「気の毒」とかそういった意味合い
ばかりではないのです。

「かつて日本から受けた恩恵に対する感謝の気持ち」が今の世代の
台湾の若者の皆さんに、多く受け継がれているからに他ならないからでは
ないでしょうか・・・?

その「恩義をつくす」という精神こそが、かつて日本が台湾に行った
教育のタマモノなのです。

今の日本はどうしてしまったのでしょう?

日本人の心・・・と言うより、人間の心を無くしてしまった人だけが
政治家になっているのでしょうか?

多くの日本人が教えられてこなかった「本来の日本人」の姿が、
異国であっても、細く存在していたのです。
でも、もはやその細い糸も、切れてしまった気分です。

私は、悲しくて仕方がありません。

日本人は本来、礼節を重んじる民族だったはずです。
義理に硬く、情に厚く、恩義に忠実だったはずです。

これは、本来の人間の素直な心根ではないでしょうか?

歯に衣を着せて語るのは、狭いコミュニティーに於いて、
争いごとを起こさないための、平和を愛する賢い知恵です。

いつも笑顔を絶やさないのは、誰をも不快にさせないための、
礼儀であり、配慮と優しさの知恵です。

なぜ、日本人からこの素晴らしい文化を消してしまうのか?
なぜ、この尊い文化が粗末にされていくのか?

ゲルマンにはゲルマンの文化があります。
逞しく雄々しい文化で、これは、その民族の固有すべき宝です。

日本人には日本人の文化が、ちゃんと授けられているのです。

どうか、政治やタテマエや様々な事に縛られている方に
思い出して欲しい・・・と、思わずにはいられません。

 

私たちは人間である、ということを。

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