バッグの歴史、日本ではどうだったのでしょう。1

風呂敷
モデルやセレブたちが使うバッグがトレンドとして注目される
現代ですが、日本でのバッグの歴史はどうだったのでしょう…。
 
もはやバッグは「荷物を運搬する道具」からファッションの
アイテムの一つに進化した
バッグ。
 
日本で「カバン」と呼ばれ続けた、この
「荷物を物入れ、手に持って運ぶための道具」ですが。
 
 
この道具…「カバン」という言葉でいうなら、登場するのは
異国の文化華やかな、文明開化の頃、となるのですが。
 
しかし、「カバン」を「荷物を運ぶための道具」というなら
日本での「カバンの歴史」もそう浅い物ではない、と言えるでしょう。
 
 
平安時代の記録では、火打ち石をいれていた「小さな巾着袋」
をすでに持ち歩いていたことが記されています。
 
また、現代では一部の人が使う母親の総称「オフクロ」
 
この語源となっているのは、鎌倉時代の頃、家計(財物)を入れた
「袋」を管理していた主婦を「オフクロサマ」と呼んでいた
こと
からの由来…なんだそうです。
  
やはり「貨幣」というものが発生した時点で、「それを入れる袋」
みたいなのが発生するのは自然のことだと言えますょね。
 
そして、昔から、何故だか家計を預かるのは、主婦の役目
なんですねぇ…と思い。(笑)
(最近は、そうともいえなくなってきてるのかなぁ…。)
 
 
しかし、それ以前の生活や文化を思うに…。
 
例えば、狩をした獲物を持ち帰る、収穫した作物を運搬する、など、
明確に資料が残りえない時代から、モノを入れて運ぶ道具、カバンが
存在することは、想像できることではないでしょうか。
 
そんな長い(であろう)島国日本でのカバンの歴史も、
その地方、風土、暮らしに合わせた形で、江戸時代にかけては、
様々な形へと、進化を見せてくれます。
 
 
例えば、武士たちが鎧を入れた「鎧櫃(よろいびつ)」というもの。
これは、今で言うところの、スーツケース、といった感じでしょうか…。
 
あと、お医者さんの「薬篭(やくろう)」や、髪結いの「台箱(だいばこ)」。
これはまさに「仕事の道具入れ」です。
 
そして人々が旅行や移動の際にも使った「柳ごおり」。
大小様々なサイズの、あの竹で編んだような蓋付きの箱です。
 
柳ごおりは紐のような物でしばって、肩に担いだり手に持ったり
して運んでいたようです。
 
と、これらは時代劇なんかでは見かけることのある「入れ物」
なんですが、どちらかといえば、硬い素材で箱状に作られて
いるように思います。
 
なので、「カバン」というイメージよりも、「整理箱」
または「収納箱」といった感じが、しなくもないな…と。
 
また、日本でのカバンの進化は、以外にゆるやかにも思えます。
 
これは、日本人の装束、「着物」のしくみにあるのかもしれない、
とは思うのです。
 
案外、着物は色んな場所に収納ができる作りと言えます。
 
袖、袂(たもと)、懐、帯…と何だかんだと小物ならそのまま
入れて、持ち運べたり。
なので、キセル煙草・銭・薬入・印籠など「小物ケース」の方が
充実していったのかもしれません。
 
また、一枚の布で物を包み運ぶ風呂敷文化もあり、以外に、
荷物を運ぶことに、大きく不便のない暮らしがあったのでしょう。
 
その証拠に、風呂敷は今でも日本の文化の中に残って
現役で活躍
してたりします。(笑)
 
 
 
そうして、時代は文明開化の花咲く頃をむかえ、
荷物を入れて運ぶ道具「カバン」が、日本人の文化に登場
することとなります。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。